ACLSプロバイダーコース事前学習について
当サイトでは、ACLSを受講する方には事前学習として
を致しております。
アメリカ心臓協会よりOnlineで提供されるプレテスト(必須)
1、ACLSプロバイダーマニュアルG2015
AHA-ACLSプロバイダーコースの受講条件として、当該ガイドライン準拠のACLSプロバイダーマニュアルを1人1冊持っている必要があります。
事前学習・予習を進める上でも受講を決意されたら早めに購入しておきましょう。
約190ページのボリュームがあります。またACLSコースは事前学習が前提で進みますので、二次救命処置に関してある程度の知識と理解が必須です。
2、必要条件と準備
ACLSプロバイダーマニュアル2ページに記載されている通り、ACLSプロバイダーコース受講条件として、下記が求められています。
・BLS技能
・心電図リズムの解析による主要なACLSリズムの特定
・気道確保および補助器具に関す薬理学的知識
・ACLSリズムおよび薬物の実用的応用
・効果的な高いパフォーマンススキル
これらが受講前に必要な事前学習項目となります
ACLSプロバイダーコース受講者は、Onlineで提供されるプレテストで70%以上の正答が求められています。
3、テキスト購入
ACLS受講のための事前学習のサポートと、その習熟度のチェックのための専用e-Larning
教材が用意されています。
ACLSプロバイダーマニュアルのⅱページに、アクセスコードが記載されています。
テキストを購入されましたら確認ください
5、手順
6、プレテスト
このページは、大きく3つのパートで構成されています。
6-1 プレテスト
上方にある「必須自己評価」「開始する」とあるのが、受講前のプレテストの入り口です。ここをクリックするとe-Larningによる問題が出題されます。
試験は何度でも挑戦できますが、途中でセーブすることはできません。
一度中断して閉じると、また最初からやり直しになりますのでご注意ください
受講日が近づきましたら、70%以上のスコアを獲得したことを示すページを印刷して会場へ持参します。
6-2 関連リソース(PDFダウンロード)
中断の関連リソースからは資料がPDFファイルとしてダウンロードできます。
真ん中のACLS補足用教材は英語ですが、イラストも豊富なのでみる価値はあります。
右側の受講前準備チェックリストは、受講にあたって提出が求められている誓約書です。
6-3 動画
ACLSプロバイダーコース中に流されるDVD動画の一部が視聴できます。
BLSプロバイダーコースを受講していない方は、気道管理とBLSの動画は必聴です。
成人一人法CPRとAED手順、バックマスクの使い方についてはしっかりと覚えてから講習に臨んでください
なお、BLSと気道管理の実技試験の内容(チェック項目)は、テキスト157〜158ページに載っています。この表と動画の動きを見比べてイメージを固めておくことをお勧めします。
ACS(急性冠症候群)、脳卒中のDVD動画はコース中に使用します。院外から院内へとシナリオ形式で視聴できます。テキストと照らし合わせながら見ることによって学習になります。こちらも必聴されてください
7、事前学習のポイント
●心電図
心電図に関しては、ACLSプロバイダーマニュアルにはほとんど解説は載っていません。
下記の不整脈波形については、判読できるように各自で学習を進めてください。
そして、どの不整脈がどのアルゴリズムと紐付くのかもイメージしておいてください。
特に徐脈系・頻拍系は、波形診断だけではなく、循環動態に影響が出ているかどうかで、アルゴリズム上の枝分かれが変わってくるというあたりがポイントです
●薬剤
プレテストでは、たくさんの薬剤が出てきますが、実技(メガコード試験)に関わる薬剤は下記の4種だけです。
薬剤
薬剤は、どの場面で使う薬なのか、用量・用法は? という点は少なくとも押さえておきたいところです。
その他、アルゴリズム図を眺めて、どんな判断・展開を行うのかイメージしておいてください
●その他
8、試験について
● 実技試験
ACLSの実技試験はメガコード試験と呼ばれています。
コードcode とはアルゴリズムのことを指しています。この場合は、徐脈、頻拍、心停止、心拍再開など、複数のアルゴリズムを使い分ける能力を測るための試験という意味になります。
その試験の流れと評価項目は受講者マニュアルの中にも開示されています。
テキスト159〜164ページにチェックリストが載っています。
たくさんあるように見えますが、パターンで言うと3つです。
全てのケースに、心停止(除細動有効)、心停止(除細動無効)、心拍再開後ケアは含まれて、最初のケーススタートが、徐脈、頻拍(安定)、頻拍(不安定)と言う違いだけです。
この3パターンのいずれかが実技試験と課されます。
それぞれの項目で何が求められているのか、事前学習の段階で意識しておくと良いかもしれません。
● 筆記試験
筆記試験は50問4択式です。84%が合格基準ですので、8問までの間違いが許容されます
AHAガイドライン2015版から、オープンリソース試験と言って、テキストやメモなどの参照がOKとなりました。
なので、試験勉強として暗記の必要はありません。
しかし、時間に限りがあるため、大事な点はすぐに参照できるようにテキストを読み込んでおくとか、講習中に大事だと感じた部分には付箋をつけるなどをすると良いでしょう。
こうしたことをきちんと把握しておいていただけると、短い講習時間のなかで最大限の学習効果が得られると思います。
事前学習(e-Learning)終了後について
事前学習であるe-Learning終了後、問題によっては
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当サイトでは、e-Learningが終了した後にメールにて理解できなかった問題についてお答えするシステムを取っております。お問い合わせはこちらまでお願い致します。