2021年(令和3年)
ハートセイバ ファーストエイド CPR AED公募開催
ハートセイバー ファーストエイド CPR AEDコースについて
ハートセイバー ファーストエイド CPR AEDコースは、心肺蘇生法(成人)とファーストエイド
コースの2つのスキルを1日で学べるコースです。
CPR AEDコースでは、成人に対する心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)について学びます。成人の傷病者を対象とした、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、口対口人工呼吸、口対マスク人工呼吸、AEDの使い方、気道に異物(食片など)が詰まったときの対処法を学びます。
ファーストエイドコース では、ファーストエイドの基本、最も発生しやすい致死的な緊急事態、その認識方法、および救助方法を学びます。傷病者がCPRを必要とする状況を認識する方法、助けを求める方法、CPRの実施方法およびAEDの使用方法も習得できるようになります。
BLS大分サイトでのハートセイバー コースの魅力
●少人数制-受講生レベル・ニードに合わせた指導
-質問しやすい環境-
-学習能力や理解度を把握してもらえる-
-コース内容の密度が濃い-
●出張コース開催可能
●シナリオを追加した実践トレーニング
ハートセイバー ファーストエイド CPR AEDコースの概要
コース内容 |
●ファーストエイドの基本(詳細:下記に記載) ・環境要因がもたらす緊急事態 ・疾患と外傷の予防 ●CPRおよびAED(成人に対するCPRとAEDに使用)
・評価および通報 ・人工呼吸(口対マスク人工呼吸) ・AED使用法 ・気道異物除去 |
受講対象 |
緊急時への対応責務のある市民、厚生労働省が定める一定頻度者 |
コース時間 |
1日間(約9時間) 通常、ハートセイバーコースでは約7時間のコースですが、BLS大分ではコース中に受講生の背景やニーズに応じて、シナリオを追加し実践トレーニングの時間を多く設けています |
実技評価 | あり |
テキスト | |
受講料 |
¥12,000 |
ハートセイバー・ファーストエイド・コースは、急病やケガ、さまざまな環境要因による事故への対応方法を学ぶためのコースです。
ファーストエイド First aid とは、日本語では応急手当と訳されます。
胸骨圧迫と人工呼吸からなるCPA(心肺蘇生法)は、厳密には「救命手当」と呼ばれ、最も緊急性の高い処置です。
それ以外のケガや急病、突発的な事故への初期対応が「応急手当」すなわちファーストエイドです。
ハートセイバー ファーストエイド コースは、米国職業安全衛生局 Occupational Safety and Health Association (OSHA)により定められたアメリカ連邦法による労働環境における法定講習です。
救急現場では自分を守ることを最優先し、血液・体液感染防護の基礎知識として正しい手袋の脱着の仕方、反応のある傷病者へ救護ファーストエイドの実施の同意を取ることなど、日本ではあまり触れられることのない実践的な内容をいくつも含んでいます。
応急処置の基本、呼吸障害、気道異物による窒息、重度のアレルギー症状、心臓発作、失神、糖尿病と低血糖発作、脳卒中、けいれん発作、ショック、外傷、出血、頭部・頸部・脊椎の外傷、骨折と捻挫、熱傷と感電など。
また「環境要因による緊急事態」の項目では、咬傷と刺傷、ヘビ咬傷、昆虫・ハチ・クモ、海洋生物による咬傷・刺傷、脱水症状、熱中症、低体温症、中毒などへの対応を学びます。
コースは他のAHAコースと同様、DVD教材に沿って行なわれます。日常生活で起こり得るケガや疾患の症状がどのようなものか、そしてファーストエイド・プロバイダーとしての対応の仕方を映像で学べるのが大きな特徴です。
アメリカ心臓協会(AHA)ならびにアメリカ赤十字(ARC)のファーストエイド・ガイドラインに記載された項目に対応しており、アドレナリン自己注射器エピペンR の取り扱い方法なども練習します。(本講習受講をもってエピペン取り扱いが許可されるものではありません。日本では、学校教職員と保育所職員のエピペン注射は医師法に抵触しないとされています。)
アメリカ心臓協会の応急処置
教育プログラム
ハートセイバー・ファーストエイドコース(HS-FA)は、ビデオ教材と実習を交えながら、日常生活、また職場で起りうる成人(大人)への応急手当法を学びます。
心肺停止を前提としたCPR AEDコースとは異なり、その内容は多岐にわたります。
また手当てを実施するのは心停止者ではないため、やり方によっては、状態の悪化や二次障害をもたらす可能性が否定できず、評価(アセスメント)と意思決定のプロセスが重要となる点が、いわゆる心肺蘇生法講習とは決定的に異なる部分です。
エピペン、ターニケット、アスピリン
日本の応急手当と米国のファーストエイドは違います。法律も文化も違うからです。
ハートセイバー・ファーストエイドのテキストには、アドレナリン自己注射器や止血帯(ターニケット)、アスピリン投与などの記載がありますが、これは米国内を想定しています。
【講習内容】
応急処置の基礎
・救助者の責任
・傷病者と救助者の安全
・救急要請の仕方
・傷病者評価(アセスメント)
・緊急事態の後で
内科的(内因性)な緊急事態
・呼吸障害
・気道異物による窒息
・アレルギー反応
・心臓発作
・失神
・糖尿病と低血糖
・脳卒中
・けいれん発作
外科的(外因性)な緊急事態
・外出血
・創傷(鼻・口・歯のけが・切断)
・内出血
・頭部・頚部・脊椎の外傷
・骨折と捻挫
・熱傷と感電
環境要因による緊急事態
・噛み傷と刺創(動物、蛇、マダニ、海洋生物)
・昆虫、蜂、クモ、サソリによる咬傷と刺創
・温度に関係した緊急事態(脱水症状、熱中症、低体温症、凍傷)
・毒物による中毒
※医療従事者向けの専門コースではありません。主に労働現場で即時対応するファーストエイド・プロバイダーとして市民救助者が知っておくべき内容を学ぶコースです。
医師や看護師などの医療者教育でも、病院外での緊急対応を学ぶ機会はありません。薬や器具がない中で、何ができるのか? これまでナースの受講者さんからも好評いただいています。